マッサージスクールに通い、技術を学んだ後にフットセラピストとして活躍する姿を夢見る方は多いでしょう。しかし、現実にはスクールで学んだだけでは十分に活躍できないケースもあります。道半ばで夢を諦めた人たちが、「次こそは!」と一念発起してフットセラピストアカデミーに訪れます。なぜ、途中で挫折してしまったのか?その理由を紐解いていくと、いくつかの共通した課題が見えてきます。
学びで終わらせず、実践に生かすことの大切さ
大半のマッサージスクールで学ぶことはあくまで基礎です。全てを教えてくれるスクールはごくわずか。だからこそ、多くの人が「学んだ技術では不十分」と感じてしまい、そこからの努力を怠りがちです。実際の現場では、ただ技術を知っているだけではなく、それをどう応用し、クライアントの状態に合わせて提供するかが問われます。学びを出発点と考え、さらに実践を重ねる意識が求められます。
練習の不足が自信を奪う
マッサージスクールで習得した技術も、十分な練習を積まなければ自信を持って使うことはできません。特に、繊細な技術が求められる足つぼの施術では、実践を通じて確かな手応えを感じられるまで磨く必要があります。練習不足のまま現場に立つと、不安が大きくなり、それがクライアントにも伝わってしまいます。「もっと練習しておけばよかった」と後悔することがないよう、日々の積み重ねを大切にしてください。アカデミーでは、練習相手(協力者)を募ることを推奨しています。
ここからは、フットセラピストとしての心構えについて考えてみましょう。単に技術を磨くだけではなく、心の在り方を整えることも、プロとしての成長には欠かせません。
ネガティブな感情を手放す
自分の技術や経験に自信が持てないと、不安や焦りといったネガティブな感情が施術にも影響を及ぼします。そのような感情はクライアントに伝わり、次回のご予約に繋がらなくなる大きな要因にもなりえます。施術中は一つひとつの動作に集中し、クライアントの反応に目を向けながらポジティブな意識を保つよう心がけましょう。
日常生活での自己肯定感を高める
プロとしての自信は、私生活での自己肯定感ともつながっています。小さな成功体験や、自分自身を褒める習慣を持つことで、施術に対する自信も自然と高まります。自己肯定感が安定していれば、クライアントに対しても余裕を持って接することができるようになります。「自分のことは自分で褒めてあげる」ちょっとした些細なことでも自分を大切にしてあげてください。
責任感を持ち、成長に向き合う
「環境が悪かった」「クライアントと相性が悪かった」「スクールが不十分だった」など、外的な要因に責任を転嫁してしまうと、成長の機会を逃してしまいます。他責ではなく、「自分に何ができたか」を考えることで、新たな学びや改善点が見つかります。自己責任の意識を持つことで、プロとしての信頼感も育まれるでしょう。代表の円田は「他責にするな。自責の念を。」が座右の銘です。
フットセラピストやリフレクソロジスト、足つぼ師として活躍するためには、技術を磨くことと同じくらい、自分自身の心の在り方を見直すことが重要です。日々の練習と自己成長への意識を大切に、クライアントに喜んでもらえる施術師を目指してください。フットセラピスト協会は、頑張るセラピストの卵を応援します。